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事務局より

全国にネットワークを広げ
みんなで子育て支援・母親支援を啓発し
ムーブメントを拡大していきたいと考えます。

ミッション

国の大きなテーマとして少子高齢化が急速に進展していく中で、待ったなしの政策テーマが「子育て」です。子供を産み育てやすい環境を整え、母親そして未来の子供たちが安心して暮らせる社会をいかに作るかが求められています。且つ、子育て期の母親をめぐる様々な課題は、当事者である母親だけが頑張っても解決できないところまできています。それらは、現在においては社会で支える仕組みが必要です。

当法人では全国にネットワークを広げ、みんなで子育て支援・母親支援を啓発しムーブメントを拡大していきたいと考えます。 全国で子育て支援・母親支援に関わる皆さんとネットワークを組み、情報の共有や相互交流を深め、全国に広く発信し、その意義を広く社会に伝えていきたいと思います。そして、子育て中の母親を応援するムーブメントを作っていく事で、社会一丸となって応援する温かい社会づくりを目指しています。(事務局)

事務局メッセージ

新型コロナウィルスの流行に伴う特殊な生活形態も3年目となりましたが、ワクチン接種率向上やウィズコロナの定着などにより、経済活動に緩やかな回復の兆しが見られました。また、一方ではウクライナの戦争長期化や、各分野での原材料やエネルギー価格の高騰で、世界経済は不安定な状況が続く時代となりました。

この3年間を振り返りますと、全ての国民はもとより、全国のママたちにとって、コロナウイルス感染拡大により、自由な移動が制限され、オンラインでのコミュニケーションが新たな常識になるなど、私たちの生活様式、労働内容、子育ての環境、などを含め、暮らしも働き方も一変いたしました。これはある種の「時代の転換点」だと感じています。

また、国内の大きな課題が少子化です。直近で厚生労働省が公表した人口動態統計・速報値におきましては、日本の出生数は、初めて年間で80万人を切る見通しと、言われています。国が考えていた2030年という想定年を超える早いペースで少子化が進んでいる状況です。この現状は、もはや一刻の猶予も許されません。この少子化の課題は様々であり、不安定な雇用、仕事と育児の両立、未婚化、不妊治療など、その要因は多岐にわたっております。国民の皆様が自分たちの事として、この問題と向き合う事が大切な段階だと思われます。

協会の事業のひとつであるベストマザー賞のテーマでもある「子育ての多様性、ママの多様性」を基礎に、こういう不安の大きな時代こそ気持ちをおおらかに、頑張りすぎずに過ごして欲しいと考えますし、周囲に頼ることも、とても大切だと考えます。
また、視点を変えると、新たな多様性のある子育て環境へ変化していく転換点になるとも感じております。
全国のママたちには、不安で先行きの見えにくい時代ではありますが、気持ちを焦らず、マイペースに自分流で伸び伸びと、貴重な子育ての時期を少しでも楽しんで欲しいと考えます。

ウイズコロナの子育て環境の中で、お互いの立場を想いやりながら、優しく子育てをしていける社会の醸成を目指し、一般社団法人日本マザーズ協会では今後も発信を続けていく所存です。

(本部事務局 森 千秋)