パナソニック株式会社:


推奨認定の活用事例インタビュー

毎日のくらしの快適を、守りつづけるために。
水から生まれた清潔イオン「ナノイー」で、
家族をつつむ空気をすこやかに。

日本マザーズ協会 推奨認定 パナソニック 帯電微粒子水・「ナノイー」・「ナノイーX」

インタビュー

パナソニック株式会社くらしアプライアンス社ビューティ・パーソナルケア事業部デバイス商品部機能デバイス設計3課 小椋 健司
公開日:2022年4月20日

「ナノイー」技術について

●パナソニック様が「ナノイー」技術の開発に至った背景についてお聞かせください。

 花粉やペット臭など、生活環境の空気汚染が課題になった1990年代。建材の多様化にともない、新建材から発生する化学物質によるシックハウス症候群も社会問題となりました。室内空気質を新鮮に保つために機械換気設備の設置が法律で義務化され、空気が健康に影響を与えるという認識が格段に広まった時代であったと言えます。

 「ナノイー」発生技術の開発は2001年に水の「臭気成分を溶かす性質」を空気浄化に応用しようとして始まりました。

 また花粉やPM2.5などの外気の汚れが、くらしや体に影響を与えることが顕在化した2010年代には人々が長時間過ごす室内の空気質を向上させ、健康で安心で快適な室内環境を整えることへの関心が大きく高まりました。

 そして現在の巣ごもり生活や新生活様式への変化により「空気質」へのニーズも拡大し、家庭内だけではなく、公共/業務空間・移動空間もより清潔な空気が求められていることから これからも高まり続ける「快適な空気質」への期待へ応え続ける為に様々な機器に「ナノイー」の進化/搭載を推進させて頂いております。

 こちらに「ナノイー」・「ナノイーX」の開発の歴史をご紹介します。
「ナノイー」・「ナノイーX」開発の歴史 | コンテンツ一覧 | ナノイーX | Panasonic
「ナノイーX 48兆」特集ページ より速く、より強く。空気から、くらしの清潔をまもる。 | コンテンツ一覧 | ナノイーX | Panasonic

●また新「ナノイーX」技術の開発に至った背景につきましてお聞かせください。

 昨今、外出自粛の広がりや、テレワークの浸透など生活様式の変化に伴う在宅時間の増加により、より良い空気環境への関心がますます高まっています。

 この度 開発した新「ナノイーX」デバイスは、従来の「ナノイーX」デバイスが採用する4本針形状の対極板を用いた集中放電「マルチリーダ放電」から、円周状に放電してOHラジカル生成領域を増加させた「ラウンドリーダ放電」へと進化しました。これにより、「ナノイー」の特長である弱酸性と長寿命はそのままに、 OHラジカル生成量が「ナノイー」比100倍※1の48兆個/秒に増加し、
・スギ花粉を抑制にかかる時間を1/8に(「ナノイーX」比)※2
・加齢臭の脱臭にかかる時間を1/8に(「ナノイーX」比)※3
・カビ菌の抑制にかかる時間を1/4に(「ナノイー」比)※4
と、さらに清潔効果を向上させた新「ナノイーX」を実現しました。
●今回の検証は試験室で実施したものであり、時間は実使用空間での検証とは異なります。

※1 2011年 第4世代の「ナノイー」デバイス:4,800億個/秒と、「ナノイーX 48兆」デバイス:48兆個/秒との比較。ESR法による測定。(当社調べ)
※2:<ナノイーX 4.8兆>【試験機関】パナソニック(株)プロダクト解析センター 【試験方法】試験室(約6畳)において布に付着させたアレル物質をELISA法で測定 【抑制の方法】「ナノイー」を放出 【対象】付着したアレル物質(スギ花粉) 【試験結果】 24時間で99%以上抑制(4AA33-151001-F01) <ナノイーX 9.6兆>【試験機関】パナソニック(株)プロダクト解析センター 【試験方法】約6畳の試験室内で、 布に付着させたアレル物質をELISA法で測定  【抑制の方法】「ナノイー」を放出 【対象】付着したアレル物質(スギ花粉) 【試験結果】12時間で99%以上確認(L19YA009) <ナノイーX 48兆>【試験機関】パナソニック(株)プロダクト解析センター 【試験方法】約6畳の試験室内で、 布に付着させたアレル物質をELISA法で測定 【抑制の方法】「ナノイー」を放出 【対象】付着したアレル物質(スギ花粉) 【試験結果】3時間で99%以上確認(H21YA017-1)
※3:<ナノイーX 4.8兆>【試験機関】パナソニック(株)プロダクト解析センター 【試験方法】24㎥の試験室(約6畳)において6段階臭気強度表示法により検証 【脱臭の方法】「ナノイー」を放出 【対象】付着した疑似体臭(ノネナール) 【試験結果】約120分で臭気強度1.3低減(Y18HM047-1) <ナノイーX 9.6兆>【試験機関】パナソニック(株)プロダクト解析センター 【試験方法】 24㎥の試験室(約6畳)において6段階臭気強度表示法により検証 【脱臭の方法】「ナノイー」を放出 【対象】付着した疑似体臭(ノネナール) 【試験結果】約60分で臭気強度1.7低減(Y18HM059) <ナノイーX 48兆>【試験機関】パナソニック(株)プロダクト解析センター 【試験方法】 24㎥の試験室(約6畳)において6段階臭気強度表示法により検証 【脱臭の方法】「ナノイー」を放出 【対象】付着した疑似体臭(ノネナール) 【試験結果】約15分で臭気強度1.9低減(H21HM005-1)
※4:【試験機関】(一財)カケンテストセンター 【試験方法】30㎥の試験室(約8畳)において布に付着させたカビ菌の発育を確認【抑制の方法】「ナノイー」を放出 【対象】付着したカビ菌(クロカビ、ススカビ)【試験結果】約2時間で抑制効果を確認(クロカビ:KT-21-003341-4、ススカビ:KT-21-003341-5)

●新「ナノイー」技術を通じて消費者の方々、また子育てママ、パパたちに届けたい想いをお聞かせください。

 床にあるゴミは目で見えるのできれいにすることはできますが、空気中のウイルスや花粉などは目に見えない為、どうすればいいのか分からないというのが一般的な現状だと思います。

 「ナノイーX 」は、水から生まれて、水にもどる、人にやさしい、ごく小さなイオンです。お部屋のすみずみまで行きわたり、カビや花粉、菌・ウイルス、ニオイなど、目に見えない空気の汚れを抑える力を持っています。

 「ナノイー」の清潔効果(菌・ウイルス・カビ・PM2.5・花粉・アレル物質・ニオイに対する抑制効果)の決め手であるOHラジカルが増え、より高い効果が期待できます。

 そこで、家族や子供の空気は、わたしたちの毎日を包みこむものですから、もっときれいに、ずっときれいにくらしの快適を守りつづけられるように「ナノイー」・「ナノイーX」という方法を提案させて頂きたいと思います。
●実際の効果は、お部屋の状況やご使用方法によって異なります。

推奨認定について

●日本マザーズ協会の推奨認定を取得するきっかけをお聞かせください。また、どのような経緯がございましたか。

 最近の私たちの身の回りの空気環境は目まぐるしくかわっており、かつウイルス・花粉やPM2.5などといった目に見えないものから子供たちを守るためにぜひこの「ナノイー」・「ナノイーX」という機能を知ってもらい、この機器を搭載した商品の価値を感じてもらいたいという想いはありました。

 よい技術だったとしてもそれを広められなければ、もったいないですし、安全安心を一番必要とするママさんにこそ、この技術を知って使って頂きたいと思い、日本マザーズ協会の推奨認定を受けることで興味や安心に繋がるのではないかと考え、推奨認定の取得を推進させて頂きました。

●消費者であるママ達からのご意見やご感想などございましたらお聞かせください。

 日本マザーズ協会のアンケート調査からは、ママさん達の空気質における意識の高さについて学ぶ機会を持たせて頂き、大変参考になったと思っております。またパナソニックの「ナノイー」の技術を認識頂いているというお話を聞けて、大変うれしく思っております。しかしながら大半は”名前は聞いたことがある”程度でしたので、今後もっと知っていただく必要があると再認識することが出来ました。

今後

●新「ナノイー」技術の認知、ご活用はひろがっていくことと思いますが、パナソニック様、開発部門様の今後に向けた想いやメッセージなどございましたらお聞かせください。

 数多くある家電メーカーの中から「やっぱりパナソニックがいいね」とお客様に思って頂けるようにがんばっていきたいと思っております。すでに「ナノイー」というデバイスは様々な製品に搭載をしておりますが、まだまだ「ナノイー」という言葉は知っていても、その機能については認知が低いという現状もあります。「ナノイー」という機能について多くの方々に理解して頂けるよう推進していきたいと考えております。

 パナソニックは、今後も「ナノイー」技術の可能性を追求、進化させ続け、家電分野、車載分野、住宅関連分野など、くらしや社会のさまざまなシーンにおいて、清潔で快適な空間を提供してまいります。


技術概要(Panasonicの帯電微粒子水 技術HPより抜粋 →ここをクリック)
帯電微粒子水生成技術は、空気中の目に見えない水分を集めて高電圧を加え、ナノサイズの水粒子を生み出す技術です。この水粒子は電気を帯びているため帯電微粒子水と呼ばれます。様々な物質に作用しやすいOHラジカル(高反応成分)を含んでおり、ウイルス・菌の抑制や脱臭に効果を発揮します。
一般的にOHラジカルは、他の分子と結合しやすく長持ちしないといわれています。しかし、帯電微粒子水生成技術によって生まれたOHラジカルは水に包み込まれているため寿命が長く、その分、効果は広範囲に及ぶことも確認されています。
パナソニックはこの帯電微粒子水生成技術に着目し、発生デバイスを独自開発しています。

 

コンセプトご紹介(ナノイーX HPより抜粋 →ここをクリック)(認定ご紹介ページ →ここをクリック
「ナノイーX 」とは、水から生まれて、水にもどる、人にやさしい、ごく小さなイオンのこと。
お部屋のすみずみまで行きわたり、カビや花粉、菌・ウイルス、ニオイなど、目に見えない空気の汚れを抑える力を持っています。
空質環境へのニーズが高まっている昨今、清潔・美容・保鮮への効果が支持され、多機種に搭載展開されている技術です。

 

今回「ナノイー」がさらに進化しました。
OHラジカル量:48兆個/秒